中国 北京でオリンピック村開く

※試験勉強のためのページなのでお気になさらないで下さい※

　２７／０７／２００８

　北京オリンピックの選手村が正式にオープンし、数百人の中国人選手が携わった。
その中にはバスケットボールのスターであるヤオ・ミンや、ハードル選手のリュウ・ショウらも。
　紙ふぶきが空に舞う中、北京現地時間の2008年7月27日日曜日に開村式が行われた。
　中国国旗が日曜日の開村式の際に掲げられ、そこでは紙ふぶきのシャワーと、子供たちがオリンピックのマスコットキャラクターを手に、各国の政界重要人に向けてマスコットを配る場面も見られた。
　オリンピック村の”長”、チン・シリツは200カ国以上から大会のために集まった選手に向けて歓迎し、8月8日に選手村が開放された。チン氏はこの村が「選手たちのニーズを理解し、異なる文化や宗教的背景も考慮して満足していただけるようにしたい」と宣言した。
　選手村は1万6000人を収容することができる。大会後、一般向けのアパートとなる部屋はすでに全て売却済みだ。
　中国五輪組織委員会の委員長でもある北京共産党首のリュウ・キは、組織委員会の副委員長でもある、”村長”のチン氏に、村の象徴的な金のカギをプレゼントした。
　中国の選手や団体役員は、明るい赤のブレザーを着、黄色のシャツと白いズボンやスカートを履いて、お祝いの気分を盛り上げるような手法を凝らし、開会式に参加した。蒸し暑い朝の気候は、大気汚染による分厚いかすみを特徴付けていた。徹底的な汚染抑制処置を行うも1週間しか効かなかったようだ。
　中国や他国から早くに到着した選手団だけですでに選手村のアパートの9000部屋が埋まっていた。中国当局は、全ての参加者の生活習慣、生活様式、文化的背景、宗教などを適応させるよう努力したいと伝えている。
　五輪選手村から約1キロのところにオリンピックのメインスタジアムがあり、それが「鳥の巣」である。その独特の建築様式と、ランドマークである「ウォーター・キューブ」という北京五輪の水泳会場があることで知られている。
　66ヘクタールもの面積をほこる選手村には42の居住建物があり、付属施設であるレストランでは一度に6000人分の食事を出すことができる。約2700人の中国料理人が100人の外国人料理人と共に働き、4つのメインの食事様式に分けて料理を作る。中華料理、アジア料理、地中海料理、多国籍料理に分かれており、メニューにはハラール（イスラムのおきてで殺すことを許された動物の肉）、菜食、低糖分、コーシャ（ユダヤ教信徒が一定の手続きを経て浄化し食べれるようにした肉）、インド向け料理なども含まれるそうだ。
　国際チームの役員も選手村に滞在し、国際オリンピック委員会（IOC）会長のジャック・ロゲ氏も含めたオリンピック役員が一挙に集まる。
　選手村は8月27日まで開かれ、大会の閉会式3日後の8月30日から9月20日まではパラリンピックに向けて再開される。


【出展】China Opens Olympic Village in Beijing
http://www.voanews.com/english/archive/2008-07/2008-07-27-voa24.cfm